子育て中、私はいつも「ちゃんとしなきゃ」と思っていました。
子どもの忘れ物を届ける。
宿題をチェックする。
提出物を確認する。
困らないように先回りする。
当たり前のように毎日していたこと。特に負担というわけではなかったけれど、忘れ物をしたり、先生に注意されたりすると、とても気になる。一瞬気持ちが沈む。「私の確認不足だ…」と反省する。
でもある時、私は気づきました。
私は、子どもの失敗を、自分の失敗のように感じていたんだと。子どもの評価は自分の評価。
だから、任せることができなかったのだと思います。
「きちんとしてると思われたい」
「子どもが困らないように」
そう思って、気づけば何でもやってしまう。
でも、その結果、子どもはなかなか自分で気をつけられるようにならないし、私自身の負担もどんどん大きくなっていきました。
子育て中心の働き方を選んだはずなのに、時間があるばかりにやってしまう、心には余裕がありませんでした。
「失敗しても大丈夫」と思えるようになった
そんな私が少しずつ変わったのは、「子どもは失敗しないと気づけない」と思えるようになったからです。
忘れ物をしたから、「次は気をつけよう」と思える。
困った経験をしたから、自分で考えるようになる。
大人だって、失敗しながら覚えてきたのだから、子どもも同じなんですよね。
もちろん、失敗する姿を見るのは親としてつらいこともあります。
でも、その失敗も、子どもが成長するために必要な経験なんだと思えるようになりました。
あの時は“大きな失敗”だと思っていた
子育てをしていると、その時はとても大きな出来事に感じることがあります。
忘れ物をした日。
友達とトラブルがあった日。
うまくいかなかった日。
心配と後悔で眠れなかった日も何度もあります。
でも、振り返ってみると、「あんなこともあったね」と笑って話せることがほとんどでした。
起こった出来事は取り返しのつかないことなのか。そこまでじゃないよね。この程度で済んで良かったね。ここで失敗したから、次は気を付けられるね。
そう思えるようになってから、少し肩の力が抜けました。
先生にどう見られるか。お友達のパパ、ママにどう思われるか。そのときに何か思われていても、忘れられること、時間がたって思い出してみると、どうでもいいことがほとんどです。
自分の考え方を変えると子育てがラクに
自分がなぜ子どもの失敗が気になるのか、きちんとしたいと思うのか、その原因に気づいてから、とても冷静に出来事をとらえられるようになりました。
自分の考え方を変えるだけで、とてもラクになりました。
「まあいっか」
「失敗しても大丈夫」
そう思えるだけで、子どもへの接し方も変わり、そんなときもあるよね…と、家の空気も少しやわらかくなりました。
親がごきげんでいることは、自分のためだけじゃなく、家族の安心にもつながっている。
今はそんなふうに感じています。
完璧な子育てじゃなくても大丈夫。
子どもも、親も、失敗しながら育っていくのかもしれません。
