脱公務員で価値観が変化 ~無理しない節約~              

ママ自身

5年前に公務員を退職し、収入が減ったことで、節約を意識するようになりました。安定した収入がなくなり、ガマンの生活になると覚悟していましたが、意外と苦痛のない充実生活が送れています。

節約のために始めたことですが、気が付けば金銭感覚や価値観が変化し、生活全般の無駄が見えるようになりました。時間の使い方などの生活スタイルや人間関係にまで思いがけない変化が現れています。

無理なく節約につながった私の実践を紹介したいと思います。

 

その1 断捨離

退職後、時間ができたことで、ずっとできなかった部屋の片づけを始めました。まず取り組んだのは捨てること。自分に必要なものを吟味すると、不要なものがはっきりしてきます。必要なものだけを購入するようになりました。

 物が減ると片付けがスムーズになるので、時間も生まれます。その生まれた時間を他のことに有意義に使えます。部屋が片付いていること、すきま時間ができることは心の余裕につながり、自然と物欲も減る気がします。

 そして物が減る一番の成果は、自分の持っている物の把握ができることです。断捨離をしていると「そう言えばこれあったな…」と思う物がたくさん出てきます。把握できていない物は、使い切れていない、使いこなせていない、不要な物です。

 物の把握をし、「壊れたら買う」「なくなったら買う」ことで、管理がシンプルになります。必要なものだけを買いに行くので、余計なものが目にとまることも圧倒的に減りました。

その2 「安いから」で買わない

 それでも買い物に行くと「特売」の文字が目に入ったり、スマホにはショッピングサイトのセール情報が毎日のように通知されます。「通知をOFFにする」「通知が来ても見ない」は気を付けていますが、買い物先ではどうしても目に入ってしまいます。

 購入を迷った時には「欲しいもの?」か「必要なもの?」かを判断基準にしています。「必要なもの」でなければ購入しなくても困ることはありません。「必要なもの」でなければ購入しない!をルールにすることで、出費が大きく減りました。

 物を捨てるという行為は、決断の連続でとても疲れますし、痛みを伴います。断捨離の大変さを経験することが、一番の買わない選択に繋がっていると思います。

その3 交友関係の見直し

 脱公務員で職場での飲み会や食事、冠婚葬祭が大きく減りました。もともと大人数での集まりが苦手でお酒も飲めないため、忘年会時期や歓送迎会の時期は憂鬱でした。交際費が大きく減ったことはもちろんですが、居心地のよい交友関係を大切にしたいと、より一層思うようになりました。

 現在も、保護者の集まりや、知り合いからランチなどに誘われることがあります。ただ自分も相手も大切な時間とお金を使うことになります。大事なお金や時間は、自分にとって大切な交友関係に使いたいですよね。無理して参加することや、ガマンして会うことはほとんどしません。

 自分自身にとって大切にすべきことがはっきりしてきたのも、断捨離の成果だと思います。

その4 クレジットカードを使わない

 時代はキャッシュレスですが、私はあえて現金払いにしています。公務員時代のような後払いは危険です。退職直後はついつい以前の感覚で使いすぎてしまうことがありました。今はあえて現金をお財布に入れないことで、「ATMに行くのが面倒…」という不便さを利用して、買わない選択ができるようになりました。

 クレジットカードもお財布に入れていません。現金以外はデビットカードかポイントの貯まる電子マネーにしています。

その5 お得のための情報収集

 時間ができたことで、お得なポイ活など情報収集ができるようになり、知らないだけで損してたことがたくさんあることに気が付きました。仕事と家事、育児に追われていた頃は、偏った知識と情報、人間関係だったとつくづく気づく日々です。

 最低限のお金は必要ですが、自分の考え方や価値観によって、人生の満足度は大きく変わると実感しています。

 わたしはこの5つを実践したことで、収入は減少しましたが、実際の生活にほとんど変化はありません。むしろ幸福度や充実感は増したと感じています。

 皆さんもぜひ参考にしてみてくださいね。

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