みなさんは子育てと仕事の両立について悩みはありませんか? 私は子育てをスタートしてから、フルタイムからフリーランスを選択するまでの5年間、ワークライフバランスに日々悩んでいました。
いろいろな働き方が選択できる今の社会で、私がフルタイムからフリーランスを選んだ経緯と、感想を紹介します。
公立病院に看護師として勤務
大学卒業後、公立病院の看護師として働いていました。親世代は安定した公務員こそよい仕事、理想ていな働き方という考えが強く、私自身も子どもの頃からその考えに影響を受け、そう信じていました。保健師を目指し大学に進学しましたが、私が大学を卒業した当時(20年以上前)は自治体の保健師採用は狭き門でした。まずは看護師として経験を積もう…と、公立病院の看護師を選択しました。公務員として就職できた時には、とりあえず安泰!と思いましたし、両親もとても喜んでくれました。
看護師勤務の過酷さはある程度覚悟はしていましたが、世間の休日とは無関係な勤務、残業や夜勤と、業務内容だけではなく、働き方としても想像以上の大変さでした。確かに生活の安定はありましたが、子育て中の先輩たちを見ていると、将来が不安になり、ずっと働き続けるのは難しいな…と思っていました。
看護学校の教員時代
そんな不安な毎日の中、看護学校へ異動となりました。看護師として勤務していた時以上に勉強の日々で、仕事の忙しさは変わらずでした。ただ夜勤がなく、カレンダー通りの勤務、連休があり、年末年始がゆっくり過ごせたり、プライベートの予定が立てやすくなりました。 改めて、働き方の大切さを実感しました。20代後半、これからの人生を考えて悩んでいた時期です。
実現した保健師勤務… そして退職…
そんな頃、自治体の保健師の採用枠が広がり始め、もともと目指した保健師の仕事を再度考えるようになりました。採用試験の受験可能年齢もぎりぎりになっていたので、転職を決断しました。それから約10年間、自治体の保健師として働きましたが、結婚、出産を経て、退職するに至ります。
退職時、子どもは5歳と2歳でした。朝一番早くに登園し、迎えは一番最後… 仕事では子育て支援を担当していたので、子育ての悩みの相談を受けることも多かったのですが、自分自身が十分に子育てできていない葛藤がいつもありました。 夫婦で協力しながら何とかこなしていましたが、夫の転勤があり、夫の残業も増えました。 子どもに食事をしっかり食べさせること、21時には寝かせること、遅刻や忘れ物なく保育園に登園させることに日々追われていました。 部屋は散らかり、洗濯物がたためずに、取り込んだ洗濯物から着ていく状態で、週末にまとめて片づけるものの、月曜日には元通りでした。週末にお出かけしたり、イベントがあると、リセットすらされないまま月曜日を迎えていました。 ある夜、子どもの寝顔を見ながら「こんなに子どもの顔をゆっくり見たのはいつぶりだろう…」と思い「このままでは絶対に後悔する‼」と退職を決意しました。
公務員からの退職は勇気のいる決断でしたが、退職したことと十分に子どもに関われなかったこと、比べた時に子どもに関われなかったことのほうが大きな後悔になると思いました。子どもと過ごせる時間は限られていて、絶対に取り戻せないから、必要としてくれている今、悔いなく子どもと過ごそうと決断しました。
退職後の生活は…
退職して5年がたちますが、今のところ後悔はありません。 子どもは2人とも小学生になりました。子どもの習い事や学校行事に影響のない範囲で、仕事をしています。5年前に比べると金銭的な余裕はかくなりましたが、「何のためにこんなに頑張っているんだろう…」と考えていた日々から、自分で優先順位を考えながら仕事を選べている今、むしろやりがいは増した気がします。
何より良かったことは、自分自身にゆとりがあると子どもにもゆとりを持って接することができるということです。時間に追われるという事が圧倒的に減りました。
子どもの成長と学校行事、習い事のイベントが楽しみで、子育て中心の生活です。 これから子どもの成長とともに経済的な負担も大きくなってくるので、いつか「あの時辞めなければ…」と後悔する時は来るかもしれないですが…今は仕事の安定よりも大事なことに早く気が付けて良かったと感じています。
自由な働き方ができる時代で良かった‼
公務員、正社員が安泰だった時代から、今は大きく考え方や働き方が変わり、無理なく、自分に合った働き方が選択できる時代です。退職後に余暇時間ができたことで、それまでできなかった時間の使い方ができるようになり、本を読んだり、SNSをチェックしたり、人脈も変わりました。価値観も大きく変わり、こんな生き方もあったんだなあと感じています。今はWEBスキルの勉強中で、看護職にこだわらず、副業にも挑戦してみたいと思っています。
いろいろな勤務先、働き方が選べる時代、家族の状況や子どもの成長に合わせて、その都度考えていこうと思っています。