私が正職員で病院勤務をしていた頃、よく感じていた不安…
「家庭を持っても、この働き方を続けられるのかな…」
実際に子どもを育てるようになり、私はフリーランスとしての働き方を選びました。看護師、保健師として複数の仕事をしています。
家族を優先しながら看護の仕事を続けられるありがたさを実感しています。
ただし、気になるのはやはり将来の経済面。
「この働き方のままで大丈夫?」という気持ちも、正直なところあります。
それでも私が前向きでいられるのは、看護職には“働き方を選び直せる強さ”があると気づけたから。
この記事では、正職員時代の葛藤からフリーランスに切り替えた現在のリアルな心境まで、
実体験をもとにお話しします。

独身時代:正職員×病院勤務でスキルアップ
勤務スタイル
- 勤務形態:正職員
- 職場:急性期病院
- 特徴:夜勤あり・休日出勤、残業あり・忙しい
メリット
- 高度な医療現場で看護スキルがしっかり身につく
- チーム医療で協調性・判断力が鍛えられる
- 継続した看護が行え、やりがいがある
- 給与・福利厚生が安定している(夜勤など手当が多い)
- 平日の休日が多く、休日を有意義に過ごせる。(歯科などの自分の受診がしやすい。お出かけ先が空いている)
デメリット
- 夜勤やシフト制で生活リズムが乱れやすい
- プライベートの時間が不規則になりがち
- 心身への負担が大きく、 burnoutしやすい
- 苦手な同僚や先輩など、人間関係の悩みが多い
- 異動により、新たな知識や技術の習得、人間関係の構築が必要
- 勤務以外の役割(チームリーダー、看護研究など)を任されることがある

当時感じていた気持ち
当時はやりがいを感じながらも、ふと「もし将来家庭を持ったら、この働き方は続けられるんだろうか?」と不安になることがありました。
周りにも、結婚や出産を機に退職する先輩が多く、
「看護師ってずっと続けられる仕事なのかな?」
「正職員として働き続けるのって現実的じゃないかも…」
そんなモヤモヤを感じながら働いていたのを、今でも覚えています。
忙しさに追われながらも、どこかで働き方を見直す必要があると感じていた時期でした。
現在:パート×健診センターで子育てと両立
勤務スタイル
- 形態:パート
- 職場:健診センター
- 勤務:日勤のみ・半日勤務・週数日
メリット
- 日勤のみで生活リズムが安定
- 子どもの行事や急な体調不良にも対応しやすい
- 急変対応がほとんどない
- 身体介助が少なく体力的な負担が少ない
- 付き合い(飲み会・行事など)の頻度が少なく、人間関係のストレスが少ない
- 業務がルーティン化されており、慣れやすい
- パートや時短勤務の求人が豊富
デメリット
- 給与水準が病棟勤務より低め
- キャリアアップにつながりにくい
- 業務が単調に感じやすい
- 医療的な判断力が鈍る可能性がある
- 医療処置のスキル維持が難しい

今の気持ち
現在の働き方にはとても満足しています。
家族の予定を優先でき、子どもとの時間を大切にしながら働けることは、今の私にとって大きな価値です。
以前のように「休みを取るのに気を遣う」「夜勤で体力的につらい」といったストレスもなく、心の余裕を持って看護に向き合えています。
一方で、将来のことを考えると経済的な不安がゼロとは言えません。
子どもの進学や老後の資金など、これから先に必要になるお金のことを考えると、
「このままでいいのかな…」と思う瞬間もあります。
まとめ:あなたの「今」に合った働き方がきっとある
正職員として忙しく働いていた頃、
「将来もこの働き方を続けていけるのか?」という不安を感じていました。
今は、子育てを優先できるパート勤務を選び、心にも時間にもゆとりができた一方で、
将来に向けたお金の不安も少なからずあります。
でも、だからこそ思うのです。
💡看護師という仕事は、必要に応じて“働き方を変えられる”という強みがある。
💡必要になれば、またフルタイムや高収入を目指す働き方に戻ることもできる。
そしてもうひとつ、時間に余裕ができたことで、これまで挑戦できなかった他の分野の勉強や副業にもチャレンジする余力が生まれました。
「看護師の資格があるから、いざとなればまた現場に戻れる」という安心感があるからこそ、思い切って一歩を踏み出せたのだと思います。
今のあなたに合った「ちょうどいい働き方」は、きっと見つかります。
少しでも私の体験が、働き方に悩む方のヒントになれば嬉しいです。